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建造物

明治政府が中央図書館として建てた内閣文庫庁舎の主屋部分。内閣文庫とは明治6年(1873)、赤坂離宮内に「太政官文庫」という名で開設された明治政府の図書館です。江戸幕府から引き継いだ古文書に加え、各地の古文書や海外の書籍が買い足され、蔵書の内容は充実していきました。
設計者は後に国会議事堂の建設を指揮することになる大熊喜邦。ルネッサンス様式を基調とした石と煉瓦で造られた建築で(移築時に構造は鉄筋コンクリート造に変更)、4本の円柱と2本の角柱が巨大なペディメントを受けている正面は、古代ギリシャ・ローマの神殿建築を思わせる姿です。この事務棟の背後に煉瓦造の書庫棟が建っていました。

内閣文庫

重要文化財 / 建造物 / Pick Up!

日本聖公会京都五条教会堂として建設された教会堂。2階が会堂、1階は日曜学校や幼稚園に使われていました。
中世ヨーロッパのロマネスク様式をベースに、細部にゴシックのデザインをまじえた外観が特徴。正面の左右には高い尖塔が建てられ、奥に十字形の大屋根がかかる会堂が配されています。2階の会堂の内部は十字形の平面になっていて、小屋裏あらわしも。アーチ形の方杖と鉄筋が組み合わされた独特な小屋組の細い骨組みにより、実際よりも広く感じさせる造りです。正面の妻と交差廊の両妻には大きな尖塔アーチの窓が設けられ、美しいトレーサリーの模様が浮かび上がるとともに、室内に光をふんだんに取り込みます。京都の風土に合せて使ったといわれる天井の竹のすだれが明るい光を反射し、内部の印象は非常に開放的です。

聖ヨハネ教会堂

常設展示

札幌電話交換局として明治時代に実際に活躍した建物内で、電話機の歴史や仕組みをパネルや実演して紹介します。
札幌電話交換局のあゆみや札幌の街の広がりもいっしょに紹介しています。

常設展示 つなげる「こえ」、つながる「きおく」

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