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建造物

京都市下京区七条通りの西本願寺前に建てられた巡査派出所。
建物は、木造の平屋建て。腰壁の上を赤煉瓦のタイル張りとし、覆輪目地を施しています。モルタル洗い出しの白色の帯と、窓欄間(らんま)の額縁がアクセント。屋根は下部を折ってなだらかな勾配とし、軽快な持ち送りで軒を受けています。隅切りを設けた玄関には、蒲鉾(かまぼこ)形の庇も。内部には詰所と宿直室の2室があります。

京都七条巡査派出所

建造物

明治41年(1908)に竣工した赤坂離宮(現迎賓館)の正門に、警護のために設けられた4基(左右内外で計4基)の哨舎(しょうしゃ)の一つ。
赤坂離宮は、当時皇太子であった大正天皇のために建てられた東宮御所で、明治時代を代表する洋風建築です。日本における唯一のネオ・バロック様式の洋風宮殿であり、内外とも当時の技術・工芸の粋が集められています。本館前には広大な西洋式庭園も造られ、警備のために皇宮警察警手が詰める哨舎が配されていました。哨舎は木造銅板葺き、八角形の平面で、洋風の正門にあわせて白壁に丸屋根、頂上に飾りをのせた洒落たデザインになっています。
設計者は片山東熊(1854-1917)で、工部大学校造家学科で英人建築家コンドルの教えを受けた、第1回卒業生4名のうちの一人でした。

赤坂離宮正門哨舎

重要文化財 / 建造物

西郷隆盛の弟、西郷從道が建てた邸宅のうち、接客用に設けられた木造の洋館。從道は陸海軍の大臣を歴任していたため、在日外交官の来客も多く、明治22年(1889)には明治天皇の行幸も仰ぎました。
設計にはフランス人レスカスが関与していると伝えられ、建具の金具や階段などをフランスから取り寄せているほか、2階には日本三景が描かれた陶板で飾った暖炉も設置されています。
この建物は耐震性を高める工夫がなされています。屋根には軽い銅板が葺かれ、野地板が斜めに張られているほか、外壁は柱間に落とし込んだ本実下見板張りとなっています。

西郷從道邸

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