【穴場】愛知県のお花見スポットおすすめ5選

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2025/03/28

【穴場】愛知県のお花見スポットおすすめ5選

いずのうみ

記者

ライターいずのうみ

春の訪れを告げる桜。暖かい陽気になると桜の開花を心待ちにしている方も多いのでは。愛知県内には多くのお花見スポットがありますが、有名な場所は週末になると混雑するため、落ち着いて桜を眺めたいという方にはハードルが高いかもしれません。しかし、意外と身近な公園や川沿いでも、桜並木や桜の風景を楽しめるものです。
今回は、愛知県内でおすすめの穴場的お花見スポットを紹介します。

農業文化園・戸田川緑地(名古屋市)

戸田川緑地は、戸田川沿いの約2.5kmにわたり広がる、名古屋市西南部で最大規模の都市公園です。「健康とスポーツの里」をテーマに整備が進められ、北・中央・南地区の3つのエリアに分かれています。北地区には団体利用できる「こどもキャンプ場」や「とだがわの森」、中央地区には大型遊具のある「こどもの遊び場」や「芝生広場」「多目的広場」、パターゴルフやおもしろ自転車などの遊具で楽しめる「サービスセンター」など、思い切り走ったり遊んだりできるスポットが広がります。

桜や春の植物を楽しむなら、南地区にある「花の丘」がおすすめ。約1,000平方メートルの丘にネモフィラ、ラベンダー、コキアなどの花が植えられ、一年を通して季節の花を楽しめるほか、丘の上にある洋風の東屋は憩いの場となっています。

「花の丘」の桜とネモフィラ

 

Ⓒ名古屋市,2024年,春の戸田川緑地「花の丘」

3月初旬頃からカワヅザクラ、カンヒザクラ、ソメイヨシノ、サトザクラなど数種類の桜がリレーのように開花するため、4月下旬までお花見が楽しめます。また、週末には野菜の収穫体験や謎解き、ワークショップ、キッチンカーの出店などのイベントもあるため、お出かけ前にチェックしてみましょう。

さらに、子どもたちが自然の中でのびのびと遊ぶために開設された名古屋市唯一の大型児童センター「とだがわこどもランド」、バーベキューが楽しめるピクニック広場もあり、家族で一日たっぷりと満喫できます。

また、戸田川緑地は、農業公園である「農業文化園」と一体となっていることも大きな特徴。農業科学館、フラワーセンター、花と野菜のにじ色農場などの施設では、季節の花や野菜、農業について楽しく学べるコンテンツや体験も充実しているため、ぜひ足を運んでみてくださいね。

【農業文化園・戸田川緑地】
所在地  :愛知県名古屋市港区春田野2-3204(農業科学館)
電話番号 :052-302-5321
駐車場  :あり
公式サイト:https://bunkaen-todagawa.jp/

堀川沿い(名古屋市)

名古屋市の中心を南北に貫く堀川は、名古屋城の西側から市街地の納屋橋を通り、名古屋港へと流れる河川です。延長16.2kmにもわたり、400年以上の歴史を持ちます。
堀川は江戸時代〜昭和の中頃までの間、木材や穀物、海産物などを運ぶ物流の大動脈として、市民の生活と名古屋の発展を支えてきました。現在でも堀川沿いには木材店や海苔問屋など、歴史あるお店が残っています。

また、堀川は市民に愛される憩いの場でもありました。魚介類を採ったり泳いだり、花見の名所としても有名だったと言われています。現在も堀川沿いには桜並木が点在していて、エリアによってさまざまな景色が楽しめるのが魅力です。

特に、北区の堀川沿いにある「御用水跡街園(ごようすいあとがいえん)」はおすすめの桜スポット。夫婦橋から猿投橋にかけて約1.6キロにわたり、400本もの桜並木が続いています。

地下鉄の「伏見駅」と「名古屋駅」の中間に位置する納屋橋では、定期的にイベントも開催されています。キッチンカーの出店もあるため、桜を間近で見ながらグルメも楽しめそうです。ショッピングやお出かけのついでにお花見できるスポットでもあります。

納屋橋の四季桜。年に2回開花します。
松重閘門と桜

また、名鉄「山王」駅近くには名古屋市の都市景観重要建築物に指定されている「松重閘門(まつしげこうもん)」も。堀川と中川運河を結ぶ水路の水位を調整するために造られたもので、夜にはライトアップされているため夜桜見物も可能です。ヨーロッパを思わせる建造物と桜の珍しい景色が見られますよ。

豊橋公園(豊橋市)

豊橋公園は、豊橋市庁舎の東に広がる公園です。軟硬式テニスコート、陸上競技場、野球場、武道会館といったスポーツ施設が多くあるほか、美術博物館やお茶が味わえる三の丸会館などの文化施設も利用できます。
週末の児童遊園地や広場にはファミリーが集まり、豊橋公園は街のシンボル的存在です。

園内には約500本ものソメイヨシノが植栽されており、桜が開花するころには「春まつり(さくら)」や「吉田城春まつり」などさまざまなイベントが開催されます。週末にはキッチンカーが集まったり夜にはライトアップされたりと、美しい景色とグルメを満喫できるでしょう。

公園の一角には吉田城の鉄櫓(くろがねやぐら)が復元された吉田城址(市指定史跡)があり、こちらも豊橋の名所の一つ。石垣は戦国時代の野面積み(のづらづみ)がそのまま使われており、櫓からは一級河川の豊川や三河富士と呼ばれる本宮山をはじめ、三河の山々を見渡せます。

吉田城址鉄櫓からの眺め
吉田城址鉄櫓と桜

さらに、明治〜昭和初期には公園に旧帝国陸軍連隊が設置されていたことから、軍都豊橋を思わせる史跡も多く残されています。

【豊橋公園】
所在地  :愛知県豊橋市今橋町
電話番号 :0532-51-2650(豊橋市公園緑地課)
駐車場  :あり
公式サイト:https://www.city.toyohashi.lg.jp/4011.htm

落合公園(春日井市)

提供:春日井市

春日井市の中北部に位置する落合公園は、「日本の都市公園100選」の一つに選ばれている総合公園です。面積約24.9haの広い園内には、グラウンドをはじめとしたスポーツ施設に加え、遊具広場や大噴水、池などがあり、市民の憩いの場になっています。
春には約90種、約1,000本の色とりどりのさくらが開花する名所でもあり、春は「わいわいカーニバル」、夏は「納涼まつり」などイベントも開催されます。

提供:春日井市

落合公園のシンボルとも言える「フォリー・水の塔」は、高さ約21mと日本でもトップクラスの大きさ。7階建ての塔には、水を使った楽しい体験ができる設備や展望台があり、小さな子どもも楽しめるスポットです。

提供:春日井市

さらに、園内には3つの池があり、優雅に泳ぐ水鳥が観察できたりフナやコイを釣ったりできるほか、日本式庭園の中の島や池のほとりを散策できる遊歩道も。生き物の観察や四季折々の植物・樹木など見どころがたくさんある自然豊かな環境です。

日本庭園と池に浮かぶ中の島 提供:春日井市
提供:春日井市

大型遊具や広い芝生もあるため、ピクニックにもぴったり。スポーツやレジャー、ジョギング、散歩など、さまざまなシーンで利用できる人気のスポットです。多目的トイレや大型駐車場も完備のため、小さな子ども連れでも安心して遊べるでしょう。

提供:春日井市

公園に併設している「グリーンパレス春日井」には、レストランや子ども屋内遊び場、図書室などの設備があり、雨の日もたっぷり楽しめます。

【落合公園】
所在地  :愛知県春日井市東野町字落合池1
電話番号 :0568-56-0414
駐車場  :あり
公式サイト:https://www.spofure-kasugai.or.jp/ochiai/

博物館明治村(犬山市)

日本赤十字社中央病棟

犬山市の明治村は、歴史的建造物と桜の風情ある景色があちこちで楽しめるおすすめスポットです。明治村では、毎年3月下旬からおよそ1ヶ月間にわたり、村内の各スポットでさまざまな桜が咲き誇ります。

聖ヨハネ天主堂

シダレザクラやソメイヨシノ、八重桜など、約1,000本もの桜がリレーのように次々と咲き、洋風建築や和風建築と桜の共演は見ごたえ十分。レンタルのハイカラ衣装に身を包み、お気に入りの場所で撮影するのも良いでしょう。

三重県尋常師範学校・蔵持小学校
レンガ通り~北里研究所本館・医学館

桜を見ながら食べ歩きしたり、芝生でピクニックしたりと、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。また、明治村では時期によって企画展示やイベントも開催しているため、村内の散策と併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。

菊の世酒造
高田小熊写真館

春の明治村では、梅や桜、ハナミズキ、ツツジなど、多彩な花が咲き誇ります。春にしか出会えない景色を楽しみに、ぜひ足を運んでみてくださいね。

【博物館明治村】
所在地  :愛知県犬山市字内山1番
電話番号 :0568-67-0314
駐車場  :あり
公式サイト:https://www.meijimura.com/

 

穴場的お花見スポットで桜を満喫しよう!

愛知県内には五条川や鶴舞公園、岡崎城などあちこちに桜の名所が多くあり、どこへ行こうか迷ってしまう方も多いかも知れません。落ち着いて桜の風景を楽しみたい方は、穴場的スポットへ行くのも良いでしょう。
桜が開花してから散り始めるまでは、およそ2週間と言われています。品種によって開花時期が異なり、長ければ1ヶ月以上にわたり桜の景色を楽しめるスポットもあるため、ぜひお出かけの際の参考にしてください。

※記事は、2025年3月28日現在になります。

INFORMATION

【博物館明治村】

住所

愛知県犬山市字内山1番地

営業時間

月毎に変更します。詳細はHPでご確認ください。

定休日

不定休。詳細はHPでご確認ください。

電話番号

0568-67-0314

料金

大人 2500円 高校生(要学生証) 1500円 小中学生 700円

公式サイトURL

http://www.meijimura.com/

Writer

いずのうみ

記者

ライターいずのうみ

愛知県名古屋市在住のライター・編集者。コピーライター3年、広告代理店でメディア編集者3年を経て、現在はフリーランスとして活動しています。これまでに金融やSDGs、ファッション、美容などさまざまなジャンルのメディアを担当してきましたが、グルメと旅行のジャンルが最も得意です。趣味は国内旅行(47都道府県制覇!)、読書、お酒。犬と猫を飼い、毎日楽しく過ごしています!

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