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明治宮殿にふさわしいバロックの風格

皇居正門石橋飾電燈

皇居前広場から皇居に通じる、石橋の上に設置されていた6基の飾り電灯のうちの1つ。もともと、この場所には江戸時代から「西の丸大手橋」と呼ばれる木橋が架かっていました。明治宮殿の造営につき、石橋に架け替えられた際に、橋とともに造られたのがこの電灯です。
設計は皇居造営事務局の技手であった久米民之助、欄干の装飾は河合浩蔵によるもの。岡山産の大島花崗岩造りによる眼鏡橋でした。両側に高さ114cmの石の手すりを備え、その間に高さ174cmの男柱を備えた造りに。さらに片側3本の計6本、それぞれの男柱石の上に、青銅鋳造の飾りが6基取り付けられていました。
灯器には、四方に旭日(あさひ)と獅子の頭がデザインされ、腕木はアカンサスを模しています。電球グローブは真球を採用しています。

建設年 明治26年(1893)
村内所在地 5丁目58番地
旧所在地 東京都千代田区千代田
文化財種別 登録有形文化財
登録年 平成16年(2004)
解体年 昭和61年(1986)
移築年 平成2年(1990)

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    16世紀に来日したフランシスコ・ザビエルを記念し、京都・河原町三条に建てられたカトリック教会堂。近代の京都でのカトリック布教は、明治12年(1879)、パリ外国宣教会のヴィリオン神父が入洛したことが始まりとされています。フランスの篤志家から寄付を募って資金を集め、河原町三条にあった旧大名の蔵屋敷を購入してこの教会堂が建てられました。
    建設にあたり、図面はフランスから取り寄せたとも。設計は東京で在日宣教師の一人であったパピノ神父が担いました。信者であり、大阪で大工の棟梁をしていた横田彦左衛門が施工したと伝えられています。

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    金沢監獄は明治5年(1872)制定の「監獄則並図式」に沿って造られた監獄。八角形の看守所を中心に5つの監房棟が放射状に並ぶ洋式の配置でした。そのうち中央看守所と独居房として使用された監房の一部分が移築されました。なお中央に置かれている監視室は網走監獄で使用されたものです。
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    円筒形の灯柱に灯篭と天蓋が据えられた、総高さ6.7mの鋳鉄造り。燈柱は直径50~60cmの円筒4本を積み重ねて建造され、工期短縮の必要と立地条件に適した構造となっています。上部の点検用デッキは6本の持送りで支えられ、灯篭には8面の曲面ガラスを組み込み、円錐形の銅板製天蓋と球形の冠蓋が載ります。

    小那沙美島燈台

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