記者
ライター岩下 加奈
2021/08/15
ファッション誌などで今年、大注目されている「アロハシャツ」。ヴィンテージアロハなどもありますが、レトロな雰囲気が可愛い!など若い世代から注目を集めています。ハワイ生まれのアロハシャツですが、実は日本人が作ったということをご存知ですか?
アロハシャツのルーツから、日本人が発案したあのハワイ名物などもご紹介します。
アロハシャツといえば、トロピカルな柄、ハイビスカス、サーフィン。ハワイがイメージできる柄がたくさんあります。
アロハシャツはハワイで生まれたのかと思いきや、実は日系移民たちが、日本の浴衣や着物の裏地や長襦袢、布団生地を用いて洋服を仕立てたのがルーツと言われています。
当時は着物(京友禅)などをほどいて作っていたため、鯉や富士山などの和柄が多く登場していたそう。その後、ハワイの人々にも浸透しはじめ、仕立て屋や呉服屋も増え、市販の生地でアロハシャツを作るようになり、今ではハワイ名物の一つになっています。
ハワイへ旅行に行った際に必ずお土産で買うと言っても過言ではない「マカデミアナッツチョコレート」。一時期、周りでハワイブームが起こった時もマカデミアナッツチョコレートであふれていたくらいメジャーなお土産です。
このマカデミアナッツは「世界一のお菓子屋さん」を目指したマウイ島生まれの日系3世マモル・タキタニ氏が考案したものなんです!販売当初からマウイ島で大人気となり、1927年にオアフ島に進出し、瞬く間に世界各国から愛されるお菓子になりました。
ロコモコ丼も、日系2世のナンシー・イノウエによって1949年にハワイ島のレストランで発案されたものです。簡単で早く提供できるファストフードとして人気となり、ハワイの人気商品になりました!
明治村内にあるこちらの建物。ハワイ島の町「ヒロ」のワイルック川のほとりに、日本人牧師岡部次郎氏によって日本人のために建てられた教会を移築しました。
建物に入ると、今回紹介したアロハシャツやマカデミアナッツのルーツなどが学べる展示がずらり!日本にいながらもハワイの雰囲気が楽しめるのでおすすめです。
記者
ライター岩下 加奈
PICK UP