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文明開化を象徴するハイカラなたたずまい

高田小熊写真館

豪雪で知られる新潟県高田町に建てられた写真館。明治時代の写真館といえば、文明開化の象徴のような存在でした。この建物も例にもれず、ハイカラな雰囲気の建物。施工はおそらく地元の大工によるものですが、洋風2階建てと全体的に簡素な造りながら、つい人目を惹く洒落た魅力があります。増改築や模様替えをたびたび行いながら、昭和の時代まで写真館として営業を続けました。
1階は応接間と暗室、居室、2階には写場(スタジオ)が設けられています。

建設年 明治41年(1908)頃
村内所在地 5丁目65番地
旧所在地 新潟県上越市本町
文化財種別 登録有形文化財
登録年 平成16年(2004)
解体年 昭和56年(1981)
移築年 昭和57年(1982)

目次 - Index -

    鑑賞ポイント

    自然光を最大限に活用できるスタジオの工夫

    建築時、最も力を注いだのはスタジオの明かりでした。当時は強力なライトなどの照明設備がなく、スタジオ内での撮影も自然光が頼りの時代でした。そのためこの建物では、光量の変化が少ない北屋根の全面をガラス窓に。また内側に白黒の布を張ることで、撮影に合わせて光量を調節できる仕組みになっています。

    撮影小道具となる長椅子や洋風の柱などの造作もスタジオの各所に。

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    前橋監獄は洋式の4方放射式建築で、中央に八角洋風の高塔を据えた建物でした。監房は平屋で、各舎房とも、2棟もしくは3棟が連続していたとされています。そのうちの1棟が、この雑居房です。
    中廊下形式の建物で、廊下の左右に21の房が並び、端には洗い場がついています。和洋折衷の構造で、格子壁で囲まれた各舎房が左右に連なった上に、洋小屋を載せた形です。各房は、堅い栗の角材が格子状に組まれた形式。房の周囲と廊下は吹きさらしとなっていて、寒さの厳しい真冬には、受刑者にとって過酷な環境だったといえるでしょう。

    前橋監獄雑居房

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    天童眼鏡橋

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    金沢監獄中央看守所・監房

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