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文豪 夏目漱石の自筆の手紙!

書簡(夏目漱石 筆)

小説家・夏目漱石が自ら装幀を手掛けた「こころ」への想いを、教え子に語った手紙。
夏目漱石はデビュー作「吾輩ハ猫デアル」から、本の内容だけではなく、本の体裁にもこだわりをみせています。そしてとうとう誰かに依頼するのではなく、本人が装幀を手掛けます。漱石の想いを文字から、そして完成された「本」からじっくりご覧ください。

年代 大正3年(1914)
作者 夏目漱石(金之助)

目次 - Index -

    夏目漱石が、熊本の第五高等学校時代の教え子で、当時外交官として中国に赴任していた橋口貢へ宛てた手紙。
    橋口貢は鹿児島出身で、漱石の本の装幀を数多く手がけた画家の橋口五葉の兄。
    漱石は手紙の中で、
    「御恵贈の拓本は頗る珍しく拝見しましたあれは古いのではないでせうが面白い字で愉快です、私は今度の小説の箱表紙見返し扉一切合切自分の考案で自分で手を下してやりました其内の表紙にあれを応用致しました」
    と述べ、装幀にかける心意気を強く表しています。
    「心」は、大正3年(1914)4月から8月まで朝日新聞に新聞小説として掲載され、9月に単行本として岩波書店から出版されました。
    岩波書店創業者岩波茂雄も漱石の門下生で、「心」は岩波書店最初の出版物でもあります。

    オレンジ(樺)色地に白抜きの文字の拓本が、橋口貢から送られてきたもの。原本は東北大学図書館で所蔵されています。

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