春子「ふふ、今日は明治新聞社の広報活動お疲れ様！」
金之助「私たちと共にスクープを追ってくれる新米記者が増えるに違いないな」
太郎「新たな記者さんが増えれば、いろんな話が聞けますよね…お二人の名刺を参考にして作った僕の名刺も一緒に配ったし…小説のネタも充実しそうです！」
春子「作ったって言えば、金之助？あなたが勝手に作って名刺に載せたあの問題、一体どうやって解くのかいい加減に教えて頂戴？」
太郎「そうですよ！ずっと問題とにらめっこしているんですけど、全然ひらめかないんです…青が披露、赤が空き巣、緑が箱ですよね…」
金之助「うーん…問題とにらめっこしていると大事なものを見逃してしまうかもしれないね、その問題を解くカギはむしろ反対側にあるんだ」
太郎「反対側？下にある問題じゃなくて上にある写真ってことですか？」
春子「わかったわ！太郎君。金之助は上下反対じゃなくて裏表反対って言いたいのよ！」
金之助「その通り！表側には僕たちの名前が書かれているね」
春子「ということは、私たちの名前をそれぞれの枠に一文字ずつ入れていけばいいのね！雨村春子の『は』と『こ』の部分に色がついていたから箱だったんだわ！」
太郎「なるほど！よく見たら僕たちの持ち物が書かれていますね。絵と名前で僕たちを示していたんですね」
春子「それさえ分かればあとは簡単ね！一番下の絵に対応する部分を拾っていくと…」
太郎「答えは『いちめん』ですね！」
金之助「その通り！いやー難しくしたつもりだったんだが…すぐに答えを導く優秀な新米記者ばかりで安心したよ。この町は優秀な人材にあふれているようだね」
春子「そうね、今日はとっても暑かったけど楽しかったわね」
太郎「色とりどり宝石のライブも素敵でしたね！僕も思わず踊りだしちゃいました」
金之助「素敵な笑顔が見られて良かったな」