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京都七條巡査派出所

 
2丁目23番地
旧所在地 京都市下京区七條 建設年代 明治45年(1912)
 江戸幕府の崩壊で無政府状態にあった東京では、明治元年(1868)薩摩、長州等の藩兵が組織され、その警護、治安に当たることになった。これが警察のはじめである。その後兵部省の管轄下で各藩から兵士を選抜して府兵を組織、各地方でも同様に府兵、県兵の組織が作られたが、廃藩置県後は管轄を司法省に移し、軍と警察の分離をはかるとともに警察組織の全国統一を目指した。さらに明治6年(1873)内務省が設置されると、所管は同省に移され、その下で整備が進められた。以後度々の改変を経て、明治19年(1886)には警察庁、各府県警察本部の名が定められた。この中央集権的警察制度は昭和22年(1947)の自治体警察制度発足まで続くことになる。

 警察官の呼び名も、府兵から羅卒、巡査へと変わっていくが、全国で巡査と呼ばれるようになったのは明治8年(1875)以降のことである。

 この京都七條巡査派出所は京都駅の近く、下京区七条の通りに面し、西本願寺・龍谷大学の入口角に建てられた。木造の建物であるが、当時流行していたレンガ造洋風建築に似せて化粧レンガを張りあげ、左官仕上げの帯を入れている。低く勾配の緩い屋根やかまぼこ形の玄関庇は銅板葺である。

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