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明治探険隊Vの答えを公開!

 


「アドバンスコース」のテーマは「古の智慧」。

時代の流れとともに様々なものが変わっていく中で輝きを失わなかったという「古の財産」とは一体何なのでしょうか。
「アドバンスコース」の謎解きには、アイテムの「古の羅針盤」を使いました。
「探険の書」の4つの謎を解読すると見つけることが出来る≪契約の台座≫に「古の羅針盤」をはめ込むと、≪座標≫のありかを指し示します。≪座標≫を4つ集めて「太陽の台座」を見つけ出し、「太陽の台座」から手に入れられる情報と、「探険の書」10Pの「星の台座」の表を組み合わせて考えれば≪MEIJIの財宝≫の隠し場所が解る、という仕組みです。
「古の智慧」と同じ「古」という冠を持つ「古の羅針盤」は、「古の智慧」を象徴したアイテム。盤面の数字も、謎解きに関わってくるに違いありません。
それでは、謎解きを始めましょう!
古の羅針盤


  

【「鍵の座標」解説】

冒頭に「長が持つ、時の間」とあります。
その場所は「古の謎を解く鍵が眠り、示す場所」。
なんだか今後の謎解きにも絡んできそうな言葉ですね。

さてその場所とはどこでしょう?
「長」「時の間」という言葉が大きなヒントです。

正解は、1丁目13番地の「三重県庁舎」。


「長」というのは県のトップ、つまり県知事を指します。
2階には「長」の部屋、知事室が再現されています。大きな机ですね。
隣の部屋には歴代の県知事の写真が飾られていました。
 

では「時の間」はどこにあるのでしょう?
建物の中をまわってみると、同じく2階に「時計の部屋」を発見!
 

中にはたくさんの時計や時計にまつわる資料、年表などが展示されています。
この「時計の部屋」が「時の間」を指していたのですね。
「探険の書」にはこの時の間が「古の鍵が眠り、示す場所」だと書かれていました。
このあとの謎解きに必要な情報があるのかも!?
どんな展示があるか、しっかり見ておきましょう。

さて、「契約の台座」はどこにあるのでしょうか?
「間に差す光を受けて見出せる足元の生命が契約の台座を守る」とあります。
時計の部屋を見渡すと、奥のほうに窓が見えました。

ここなら、「間に差す光」を受けられそうですね。
窓の近くに行ってみましょう。

「契約の台座」があるのは「足元」なので、窓から外を見下ろしてみると・・・

大きな木がありました。
これが「足元の生命」のようです。

この木の下で、「契約の台座」をみつけました!


「契約の台座」はこのような形をしています。


この「契約の台座」に「古の羅針盤」をセットすると、「座標」の位置を示すはずです。
よく見ると「契約の台座」の中央には丸い穴があいています。
その中は、さらに三日月形にへこんでいます。
そして、「古の羅針盤」の裏にも三日月形の突起が。
どうやらこの三日月に合わせて台座にはめ込むようですね。
 

「古の羅針盤」裏面の三日月を合わせて「契約の台座」にセットすると、

羅針盤の針が振れて、ある方向をピタッと指しました!


「鍵の座標」は、針が指した方向にあるはずです。
・・・が、針が指したのは岩壁。
どうやら、そのさらに向こうまで行ってみなければならないようです。

針が指した岸壁の向こうには、「鉄道局新橋工場」横の広場があります。


この場所です。


「座標」はこのあたりのどこかで「苔に覆われて眠」っているはず。
苔が生えていそうな、少し暗い場所を探すと・・・

敷地の隅の木に、「鍵の座標」が隠されていました!

【鍵の座標の場所】

 1丁目12番地 鉄道局新橋工場横の広場の隅
【鍵の座標】
 「同種の建物」





 
【「うつろう座標」解説】

「うつろう座標」のありかは、文章と図で示されています。
この図がポイントです。


図に描かれている「一」は青から茶に変わり、熟成を伝えるもの
「二」は『開』によって始まりを表すもの。
そしてこの「一」「二」は図のような位置で隣り合っているようです。
さて、この「一」「二」は何を指しているのでしょうか?

ヒントは「熟成」。
明治村にある施設で「熟成」に関連する建物といえば、酒蔵です。
明治村にある酒蔵は二つ。
2丁目の「京都中井酒造」(左)と5丁目の「菊の世酒蔵」(右)です。
おや?その二つとも入口に何か丸い物が吊り下げられていますね。
 

これは「杉玉」(または「酒林」)と呼ばれるもので、
春に新酒が出来上がったしるしとして酒蔵の玄関にさげられます。

実はこの杉玉、今は茶色をしていますが、取り付けたときは青々としているのです。

杉玉の色がだんだんと茶色く変わっていくのを見て、
お客さんたちはお酒の熟成が進に具合を知るのです。

青から茶色に変わり、お酒の熟成を知らせる「杉玉」。
そう、「一」とは、この杉玉を指していたのです。
ではどちらの酒蔵なのでしょう。

それを特定するのが「二」です。
『開』によって始まりを示す、とは何のことでしょうか?

「開」の付く言葉といえば、「開始」「開閉」「開館」「開場」・・・・
そして「開花」

実はこの「開」とは、「開花」を示しています。
「開花」によって始まるものと言われて一番初めに思い浮かぶのは・・・そう、春ですね。
花開くことで春を感じることが出来る植物が近くにある酒蔵は
目の前に「梅園」がある5丁目「菊の世酒蔵」です!
 

明治村で梅が咲くのは2月。
まだまだ寒い時期ですが、2月初めの立春ごろから咲き始める梅は、
春の始まりを表すのに最もふさわしい花ですね。
どうやら「契約の台座」はこの菊の世酒蔵と梅園の近くにあるようです。

さてここで気になるのが「しゃしゃんぼ」という言葉。
「しゃしゃんぼ」とは一体何でしょう。
(これ、本当によくお客様から尋ねられました。ご自宅でネット検索された方も多いのでは?)

「しゃしゃんぼ」とは、実は植物の名前です。
6〜7月頃に、こんな白くて小さい花を咲かせます。


菊の世酒蔵と梅園の近くに「しゃしゃんぼ」の木があるはず。
図に示されている、梅園の隅あたりを探してみると・・・

梅園敷地の南側に、「しゃしゃんぼ」と名前の入った木がありました。

確かに梅園の中に比べると、こちら側はあまり人が入ってこない場所。
このしゃしゃんぼの花も、花を咲かせては散るという生命の移ろいを人知れず営んでいるのかも・・・。とすれば、この辺りが「人知れずうつろう地」ということなのでしょうか。
しゃしゃんぼの木の前から梅園の方を向くと・・・

「契約の台座」がありました!

では、「うつろう座標」はどこにあるのでしょう?
「鍵の座標」のときと同じように、ここでも「契約の台座」に「古の羅針盤」をセットします。
針が指した方向は・・・


どうやら「菊の世酒蔵」の反対側(北側)を指しているようです。
文章の中に「『裏』を指し示す」とありました。
菊の世酒蔵の北側は、ちょっとした展望スポットになっているのですが、
そこは菊の世酒蔵の裏口がある場所でもあります(開きません)。

「うつろう座標」はこの石のかげに隠されていました。


【うつろう座標の場所】

 5丁目64番地「菊の世酒蔵」裏口


【うつろう座標】
 「格子が特徴」





 
 


【「暁の座標」解説】

「暁の座標」のポイントは、「虎」と「猿」が何を指すのかを解き明かすことです。
ここまで謎を解いてきた中で、皆さんはヒントを目にしているはず。

そのヒントは、「鍵の座標」の謎解きで入った三重県庁舎内の「時の間」にありました。
展示されていた資料の中に、昔の時間についての表があったのを覚えていますか?
この表です↓


寅(=虎)の刻とは午前4時〜6時まで、申(=猿)の刻は午後4時〜6時の間を指します。
「虎が始まりを告げ、猿が騒ぐまでそれは続く」とは、この時間内に何かが行われていたことを意味しています。
そしてその「何か」が次の行にある「甘く苦しい行働」のようです。
では寅の刻に始まり、申の刻に終わる「甘く苦しい行働」とは何でしょう。

ここで「あれっ、『行働』って漢字間違ってない?」と思った方、鋭いですね!
この「働」という字が大ヒント。
そう、ただの行動ではなく「働く」ことを暗示しているのです。
苦しい行働とは労働を意味しているのです。
では、甘い、とは・・・?

そろそろ答えを言ってしまいましょう。
この場所は4丁目40番地「ハワイ移民集会所」を指しています。

「甘い」というのはサトウキビのこと。
ハワイへの移民は明治の初めから終わりごろまで行なわれていましたが、
移民たちが従事したのは主にサトウキビの栽培・加工でした。

ハワイ移民集会所の横にある「ペペケオ耕地の鐘」は、移民たちに時間を知らせる為の鐘でした。


移民たちは朝4時30分にこの鐘で起床。
朝6時の労働開始の鐘から夕方4時30分の終了の鐘までの約10時間の肉体労働に従事しました。
そう、「寅」の刻に1日が始まり、「申」の刻に鐘が鳴るまで労働が続いたのです。

「契約の台座」はこのハワイ移民集会所のどこかに隠されていそうです。
労働の象徴である何かが目印になるようですが・・・

ここで改めて謎を見てみると、虎と猿のイラストが描かれています。
この虎と猿は、時刻を知らせる為の「ペペケオの鐘」を表しています。
そしてその隣に、×印が2つつけられています。


おや?よくみると、上に描かれた×は赤く塗られていますね。
恐らくこちらが「契約の台座」を表しているのでしょう。
ではもう一つの×は何を指しているのでしょうか?
それは直接ハワイ移民集会所に行くと、すぐにわかります。


「ペペケオの鐘」の逆側に、白くて大きな×形の標識が立っています!
この標識は移民たちが栽培・加工したサトウキビを運んだ「シュガートレイン」の踏み切りの標識。
イラストの×印は、「甘く苦しい行働の象徴」であるこの踏み切りの標識を指していました。

「契約の台座」は、イラストの上の×印の位置、シュガートレインの踏み切り標識のそばに隠されていました。


では、「契約の台座」に「古の羅針盤」をセットして「暁の座標」を見つけ出しましょう。

針は隣の「ブラジル移民住宅」の方向を指しました!

「暁の座標」は「ブラジル移民住宅」の裏に隠されていました。



【暁の座標の場所】
 
4丁目39番地「ブラジル移民住宅」裏
【暁の座標】
 「並ぶ2つの間に太陽あり」




 
 
【「生命の座標」解説】

いよいよ最後の「座標」です。
「陽と陰が同じ距離で示す■」とあります。
下に描かれたイラストでは「陽」を表す太陽と「陰」を表す月が「■」と線で結ばれています。

「大地の印」であり、太陽の光で表現される「陽」とは何でしょうか?
これは、航行する船に陸地の存在を知らせる施設、「燈台」を指しています。

では「古より恐れられた『神の力』」であり、月で表現される「陰」とは何でしょう。
実はこれは、海の潮汐・潮流を表しています。
古代より海には神がいると考えられ、畏れ崇められてきました。
また、満潮・干潮といった潮の動きは、月の引力によるもの。
つまり潮流に関わる海洋関係施設です。

明治村でこの2つが揃っている場所といえば、3丁目。
「品川燈台」「台場鼻潮流信号機」です。
 

そして、この2つからのほぼ等距離にある四角い施設といえば、汐留レンガ迷路です!


「■の形に惑わされない者」というのは、迷路で迷わないということを示唆しています。
「契約の台座」が隠されているのは「■の裏」。
汐留レンガ迷路の北側面に「契約の台座」が隠されていました。


では、「契約の台座」に「古の羅針盤」をセットします。

針は「芝川又右衛門邸」と「長崎居留地二十五番館」の間を指しました。

探険の書には「生命の座標は三方向で眠る」と書かれていましたね。
針の指した場所付近に行ってみると、スロープが三叉路になっていました。
これが「三方向」を指しています。


「生命の台座」はこの三叉の分岐点にある木の下に隠されていました。



【生命の座標】
 
3丁目31番地「長崎居留地25番館」と
 68番地「芝川又右衛門邸」間のスロープの三叉路

【生命の座標】
 「星数の裏の地に古あり」




いよいよ「アドバンスコース」最後の謎解きです。
手に入れた「座標」を元に≪MEIJIの財宝≫を探しましょう。

 「同種の建物」
 「格子が特徴」
 「並ぶ2つの間に太陽あり」
 「星数の裏の地に古あり」


この4つの「座標」が「太陽の台座」の位置と≪MEIJIの財宝≫のヒントになっています。

まず「太陽の台座」を探さなくてはなりません。
「並ぶ2つの間に太陽あり」とありますので、同じ種類の建物が並んでいる場所を探します。

その場所は、5丁目にありました。
61番地「前橋監獄雑居房」と62番地「金沢監獄中央看守所・監房」です。
 
どちらも囚人を収容する刑務所施設。
この2棟が隣りあって建っています。

そのうち「前橋監獄雑居房」のほうは、材木を密に建て並べ、格子状になっています。
座標のヒントに従って、この2棟の間の前橋監獄側に行ってみると・・・

「太陽の台座」を発見しました!


この「太陽の台座」に「古の羅針盤」をセットします。

針は「太陽の台座」の「Y」を指しました。

さて、≪MEIJIの財宝≫を手に入れるためには
「太陽の台座」と「星の台座」を組み合わせなければなりません。
「星の台座」は探険の書の10ページ目にあります。


「太陽と月が古の智慧を指し示す」とあります。
星の台座にも太陽と月が描かれています。

この「太陽」が「太陽の台座」が指した数字「6」を示すようですね。

では「月」とは?
先ほど「太陽の台座」で針が指した方向をもう一度思い出しましょう。
太陽の台座の数字は「Y」を指していますが、「古の羅針盤」の盤面をよく見ると・・・

漢数字の「四」を指しています。

では改めて「星の台座」を見てみましょう。
太陽と月の周りに「V」「Y」「\」「XU」と数字が書かれています。
 

こんな数字の描き方をするのは、・・・そうです、時計しかありませんね!
「太陽の台座」が示した「Y」は、太陽のイラストの「Y」=6時の方向と考えて間違いなさそうです。
一方「古の羅針盤」が示した「四」という数字。
月のイラストの4時の方向ということでしょうか。

実は、そうではないのです。

謎解きの最初で、「古の羅針盤」は古の智慧の象徴だと言いました。
それを象徴するのが裏面の三日月型の突起です。
これは実は、月の満ち欠けによる暦「太陰暦」の暗示なのです。
つまり「古の羅針盤」とは、旧い時間の流れをあらわすもの。
昔の時間の流れ=太陰暦の時代の時刻を示すものなのです。
古の智慧とは「太陰暦」のことだったのです!

ということは、「古の羅針盤」があらわした「四」とは何を示すのでしょうか。
太陰暦の時代に「四」といったら「四ツ時」です。


当時の四ツ時は、現代の時刻では10時。
つまり、「古の羅針盤」は月のイラストの10時の方向を示しているのです。

太陰暦の時代と太陽暦の時代の時間の換算表です。

「太陽」=太陽の台座から6時の方向に、
「月」=古の羅針盤(太陰暦)から10時の方向に線を引きましょう


交わった場所の数字は「40」です。


ここで40番地のハワイ移民集会所を探した方もいるのではないでしょうか?
でも、いくら探してもそれらしいものは見つからなかったはず。
そう、≪MEIJIの財宝≫の場所はハワイ移民集会所ではありません。
ではどこなのでしょうか?

「星の台座」の文章に戻りましょう。
「創世紀、月が沈み、太陽が世界を支配するときに失われた日々に敬意をはらい、その数を足して読め」とあります。
この文は何を意味しているのでしょう?

実はこれは、明治維新の際に行なわれた改暦を指しています。
月が沈み太陽が世界を支配するというのは、太陰暦が廃止され、太陽暦が採用されたことを指しているのです。

では「失われた日々」とは?
ここでもう一度思い出してください。
最初に訪れた「時の間」に古の謎を解く鍵が眠る、とありました。

訪れた「時の間」には、このような解説がありました。



太陰暦から太陽暦に改暦される際、明治5年12月3日が明治6年1月1日と改正されました。
つまりそのとき、12月3日から30日までの28日間が失われたのです。

問題文には失われた日々の数を足して読むと指示がありました。
 
 40+28=68


つまり、68番地芝川又右衛門邸が≪MEIJIの財宝≫のありかです!
 


【≪MEIJIの財宝≫の場所】
 
3丁目68番地「芝川又右衛門邸」の裏

【≪MEIJIの財宝≫のキーワード】
 「ルナ・タイム」




「古の智慧」とは、日本人が長い時間使い続けてきた暦「太陰暦」のことでした。
太陽暦が採用され、太陰暦が使われなくなってから1世紀以上経ちましたが、歳時記や私達の生活の中のあちこちに「太陰暦」の文化は残っています。
日本人の生活リズムに深く根付いた月のリズム。
≪MEIJIの財宝≫のキーワード「ルナ・タイム」は、月によって刻まれる時間を象徴したものです。
<こぼれ話>
4つの「座標」は割とスムーズに見つかったけれど、そのあとの「星の台座」で苦労している探険隊がたくさんいたようです。
スタッフが感嘆したのは、導入部「月が沈み」という一文から「月から見えない数字」と推理し、イラストの月の背後にある数字(13、44、11)を足して「68」という数字を導き出した探険隊がいたこと。実はこれはまったくの偶然だったのですが、こんな解法が編み出されるのも探険の醍醐味ですよね。
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